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九州の農業景況DIはプラス幅が9・9ポイント縮小・・・・日本政策金融公庫調べ

 鞄本政策金融公庫がまとめた、2017年上半期農業景況調査によると、九州地区の景況DIはプラス値を維持したものの、大幅に上昇した16年通年からプラス幅が9・9ポイント縮小し17・7となっていることが分かった。
 同公庫の農林水産事業が今年7月に調査を実施したもので、調査対象は認定農業者の経営改善の取り組みを後押しする「スーパーL資金」または担い手農業者の新たな取り組みを支援する「農業改良資金」の九州7県・3200件の融資先。販売単価の低下を背景に、収支DI・資金繰りDIが低下した結果、景況DIが低下。しかし、景況DI、収支DI、資金繰りDIはプラス値を維持し、設備投資DIは前回調査の9・0から19・2となり、10・2ポイントも大幅上昇、投資意欲は強く、総じて好況感は続いているという。業種別の景況DIでは、養豚、ブロイラー、採卵鶏など畜産分野は高い水準を維持しているものの、肉用牛は大幅に低下。また、露地野菜、果樹は堅調に推移した一方で、施設野菜、施設花きは大幅に低下、茶の景況DIも低下している。
 17年通年の景況DI見通しは、16年よりも15・8ポイント低下し、11・8となっている。養豚、ブロイラー、採卵鶏、酪農は販売単価の高止まりを反映し、高いプラス値を維持しているものの、慎重な見方になっているという。また、肉用牛の景況DIは大幅に低下し、マイナスに転じる見通し。露地野菜は上昇、施設野菜、茶、果樹はプラス値を維持しているものの、景況DIの見通しは低下している。DIは農業経営の業況、収支実績、資金繰りなどについて前年と比較し、増加・好転の構成比から、減少・悪化の構成比を差し引いたもの。回答率は24・7%。
 同公庫熊本支店は「雇用状況DIも前年からほぼ横ばいのマイナス32・1となり、他産業との競合などから、深刻な労働力不足は続いており、設備投資による生産性向上を図ることで労働力不足を補うという生産者が多かった」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2017年11月30日発行 No.438

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